BATMAN BEGINS |
『バットマン ビギンズ』は、クリストファー・ノ-ラン監督、クリスチャン・ベール主演のダークナイト3部作の1作目。
バットマンの誕生が描かれている作品なので、今までバットマンを見たことがないという人でも楽しめる作品です。
映画の内容紹介
ヒーロー誕生には理由がある
大富豪の御曹司ブルース・ウェインは、少年時代に両親を強盗に殺害されてしまう。自分のせいで両親が殺されてしまったと思っているブルースは、大人になり両親を殺した犯人への復讐を考える。
しかし、その犯人は別の者に殺されてしまい、復讐を遂げることはできなかった。
ブルースは、検事補となった幼馴染のレイチェル・ドーズとの再開や、復讐相手殺害の黒幕であるマフィアの大物との出会いから、腐敗した警察と司法、不況の中で多くの人々が貧困に苦しんでいるというゴッサムシティの厳しい現実を知ることとなった。
そして、そんな状況を変えることができない自分の無力さも知り、絶望の中、長い放浪の旅にでる。
放浪の果ての出会いと別れ
ブルースは、長い放浪の末、世界から悪を駆逐するという思想をもった「影の同盟」という集団に出会った。そして、影の同盟から恐怖を克服する方法と悪と戦う方法を学んだ。しかし、ブルースは影の同盟の過激すぎる思想を受け入れることができず、影の同盟と袂を分かち故郷のゴッサムシティへと帰る。
セレブの帰還とバットマンの誕生
ゴッサムシティに戻ったブルースは、腐敗した世の中では正当な手段で平和を取り戻すことはできないと考え、自らが犯罪の抑止力となるために、悪人たちから恐れられるシンボルになることを決める。昼間は周りから怪しまれぬようプレイボーイの大富豪を演じながら、夜中は幼いころの経験から恐怖の対象になっていたコウモリのコスチュームを身にまとい、バットマンとしてゴッサムシティの平和のために動き出すのだった。
闇のヒーロー『ダークナイト』
バットマンは、正義のために戦っているのだが、いわゆる「正義の味方」ではない。殺しはしないが、無法者を無法の手段によって裁いていく。バットマン自らも無法者なのだ。バットマンの行為は、法の下の正当な手段ではないため警察からも追われることになる。
しかし、汚職まみれの警察にあっても善良であり続けるゴードン巡査部長や、忠実な執事のアルフレッド、ブルースの父が築いた企業で閑職に追いやられている元取締役のフォックスなどの協力を得ながら、バットマンはゴッサムシティを守るために戦かっていく。
そして、ある時、ゴッサムシティを壊滅させるような恐ろしい陰謀に気付くのだった。
人間味あふれる真のヒーロー
バットマンは普通の人間です。目からビームを出したり、蜘蛛の糸を出したりというようなことはできません。
普通の人間がトーレーニングをしたり、ハイテクなアイテムを駆使して戦っているのです。そのため、怪我をすることもあれば、悩むこともあります。
バットマンは完全無欠のヒーローではないのです。
信念を貫く男の生き様
『バットマン ビギンズ』には、正義の味方が悪者をバッタバッタとやっつけていくというような爽快感はありません。代わりに、暗い過去を持ち、愚か者を演じて周りからは奇異の目で見られながらも、影では平和のために戦っているという男の格好良さが描かれています。ヒーロー物は好きじゃないとか、アメコミは苦手という人にも是非見てもらいたい作品です。
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